これまで道路愛称が付けられていなかった道（市道）に、市川市が市民による投票を行い、新たに愛称が付けられました。行徳地域では２つの道路が対象です。
□かるがも通り
明治時代以降に今の宮内庁行徳鴨場を作るとき、江戸川を運んで来た資材を輸送するために作られた道は”鴨場みち”と呼ばれています。区画整理で多くの区間が新しい市街地の中に消えましたが、一部区間が残っています。行徳駅前公園の南西側近くから、縦横に街路が通る中を斜めに進んで鴨場に達する道です。
この道の愛称が「かるがも通り」となりました。
行徳駅前公園の南西側近く、かるがも通りが始まるところ。
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かるがも通りの道路名標識。
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□塩焼通り
行徳駅前通りの行徳中央病院のところから、新浜通りのさらに海側を妙典方面へ向かう、路線バスも運行されている道です。
塩焼五丁目までの区間が「塩焼通り」という愛称になりました。
行徳駅前通りとの交差点のところから塩焼通り。
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塩焼通りの道路名標識。
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次の２つの道は地元商店会が以前から愛称を付けていたものですが、昨年２０２３年秋に市川市の道路名となったものです。
東行徳商店会のエリアを通る、カリフォルニアロードとガーデナ通りです。
市川市と米国カリフォルニア州のガーデナ市は１９６２年（昭和３７年）から姉妹都市提携を結んでいます。それにちなんで１９８６年（昭和６１年）に東行徳商店会が命名したとのことです。
姉妹都市提携が６０年を過ぎたこと、２つの道路の愛称も定着していることから、市の道路名と認定され道路名標識が設置されました。
（また、姉妹都市提携５０年のときには東行徳商店会主催でガーデナ市からの訪問団を歓迎するイベントが、妙典駅前の白妙公園で行われています。→２０１２年１１月３日のレポート）
□カリフォルニアロード
東西線と新浜通りの中間を、江戸川放水路脇の東西線検車区そばから浦安市境界まで通っている道があります。この道の富浜二丁目と塩焼二丁目の境界となる区間、および、富浜三丁目と塩焼三丁目の境界となる区間が「カリフォルニアロード」と名付けられています。
カリフォルニアロードの区間両端には、以前から区間入口を示す柱形の標識が設置されています。写真は富浜三丁目・塩焼三丁目の側。
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市川市のほうで設置したカリフォルニアロードの道路名標識。
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□ガーデナ通り
カリフォルニアロードと直交する形で、市川浦安バイパスのところから湾岸道路の高浜交差点に至るまでの区間が「ガーデナ通り」です。
ガーデナ通り。
カリフォルニアロードと同様の区間の両端を示す柱形の標識は、かつて当サイト作者も見た記憶がありますが、現在は設置されていません。
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ガーデナ通りの道路名標識。
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市川市によるカリフォルニアロートとガーデナ通りの道路名標識は、２つの道が交差するところに設置されました。
２つの道路名標識を右写真のように同時に見ることができます。
（本稿の写真は１１月２３日（土）午後１２時４０分頃〜午後２時頃にかけて撮影）
行徳橋の架け替えが完了したのは２０２０年３月。その時点では南詰側の取り付け道路は用地未取得の部分があったということで、古い橋へ上っていく築堤を活用して急なＳ字カーブの暫定ルートとなっていました。
その後、２０２２年８月に見に行くと、本来の緩いＳ字カーブのルートが開通していました。しかし、それは車道だけで歩道部分は未整備のため、築堤下の仮設通路で橋へ向かう形になっていました。
歩道の整備ならそれほどかからないのではと思っていましたが、２０２３年５月、さらに同年１１月時点でもまだ工事中で、いつ最終的な形になるのか分からない状態でした。
しかし今回、行徳・南行徳神社めぐりで河原・春日神社へ行ったときに見ると、すでに道の両側に歩道が整備され供用されていました。
行徳橋へ向かって左側の歩道入口。
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こちらは右側の歩道入口。
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歩道入口は用地の関係か幅が狭くなっていますが、橋へ向かって少し進むと幅が広がります。
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架け替え当初の急なＳ字カーブの暫定ルートだったところは、まだ残っています。ここは今後どうなって行くでしょうか。
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[2024.11.3]
●秋晴れと少しずつ色付くイチョウ
１１月２日（土）は台風から変わった温帯低気圧の通過で、関東は夜に強い雨となりました。そして、晴れの特異日と言われている今日１１月３日（日）ですが天気が回復し、外れることなく爽やかな秋晴れとなりました。
今年は高温傾向が続いたので、樹木が色付くのは遅くなるのではないかと思われます。ですが、街路樹のイチョウをよく見ると、夏の濃い緑から少しずつ黄味を帯びつつありました。
写真：１１月３日（日）午後１２時４５分頃 入船と日之出境界のバス通り
[2024.10.27]
●行徳まつり
１０月２７日（日）、南行徳公園を会場に行徳まつりが行われました。
当サイト作者は午前１１時少し前に行き、神輿渡御を中心に見てきました。
右写真：公園の広場に設けられた行徳まつり会場（公園の築山から）
公園広場の会場のようす。
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神輿渡御だけでなく、会場に設けられたステージではさまざまなイベントが行われています。
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神輿渡御に使われる二基の神輿。手前が行徳神輿、奥が江戸前神輿。
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神輿の出陣式では浦安丸音會による獅子舞が披露されました。
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神輿渡御は二基の神輿の同時揉みで始まりました。
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先頭を纏が進みます。
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祭り囃子を担当するのは浦安丸音會。
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祭り囃子に続いて行徳神輿、そして江戸前神輿が進みます。
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南行徳駅高架そばで行徳神輿。行徳揉みの放り受け。
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南行徳駅北口ロータリーそばで江戸前神輿。
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南行徳駅南口道路では同じ日に行われたのが南行ホコ天。その会場に隣接する南行徳市民センターのそばで展示されていた相之川の相祭會の神輿。
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行徳神輿と江戸前神輿の渡御が南行徳駅前で終わったあと、続いて午後１時半から相祭會の神輿による渡御が、北口ロータリーまでの短い区間ですが行われました。
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動画6分19秒(You TubeへUP)
[2024.10.14]
●関ヶ島胡録神社の例大祭
関ヶ島の胡録神社（「ろく」の字は正しくはたけかんむりに録）では２０１８年以来６年ぶりとなる例大祭が行われました（１０月１２日宵宮、１０月１３日本祭）。
今回、神輿渡御はなく、神社に伝わる雌雄の獅子頭による町内の獅子巡行が行われました。
当サイト作者は１３日の本祭で午前１０時の開始から、途中、モクレン公園で休憩に入るまでの約４０分、巡行のようすを追いかけてきました。
拝殿の向かって左に置かれているのが雌の獅子頭。
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同じく向かって右側に置かれているのが雄の獅子頭。
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巡行が始まりました。まずは行徳街道に出て進みます。先を行くのが雄の獅子。
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続いて雌の獅子が進みます。
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次に旧江戸川沿いに出て堤防下の道を進みます。まずは雄の獅子。
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次いで雌の獅子。
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行徳街道へ戻り、行徳ふれあい伝承館のところから関ヶ島と本行徳・本塩の境界の道を進む雄の獅子。（この道は五ヶ町の例大祭で本行徳四丁目から本塩へ神輿を渡すのに使われる通称「神輿みち」）
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旧内匠堀の道を越え、市川浦安バイパス側の新市街地を進む雌の獅子。
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動画2分11秒(You TubeへUP)
●下妙典（妙典三丁目）春日神社の例大祭
下妙典（妙典三丁目）の春日神社では２０１８年以来６年ぶりとなる例大祭が行われました（１０月１２日宵宮、１０月１３日本祭）。
当サイト作者は１３日の本祭で午後１時すぎの渡御開始から、獅子が妙典駅前広場に来る午後３時頃まで追いかけてきました。
（なお、例大祭の渡御は６年ぶりですが、昨年２０２３年の４月に修復が終わった獅子頭のお披露目のとき、旧成田街道の範囲で渡御が行われています。）
鳥居正面、向かって左側に置かれているのが雌の獅子頭。
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同じく右側に置かれているのが雄の獅子頭。
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渡御が始まると獅子は一旦、上妙典（妙典一、二丁目）との境界まで行って手打ち式を行ったあと、引き返してきて旧成田街道を進みます。
先頭は祭り囃子の山車。お囃子の演奏は妙典囃子連。
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そのあと、獅子を先導する高張り提灯。
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獅子は雌が先に進みます。
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最後に雄の獅子が進みます。
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今回から女性の担ぎ手が登場しました。最初の休憩のあと、イオン市川妙典前まで雌の獅子は女性の担ぎ手が担当。
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女性の担ぎ手たちも揉み（地すり、差し、放り受け）を行います。写真は差し。
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前回（２０１８年）の渡御はイオン市川妙典前までということで、獅子が妙典の駅前広場に来ることはありませんでした。しかし、今回は久々に駅前広場までの渡御が復活しました。
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妙典駅前広場で揉み。雄の獅子の放り受け。
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動画5分42秒(You TubeへUP)
[2024.10.6]
●祭礼の季節へ
１０月に入り、旧道エリアは祭礼の季節となります。
ネットでもすでに情報は流れていますが、今年、例大祭があるのは押切、関ヶ島、下妙典（妙典三丁目）の３ヶ所。
１０月６日（日）、３ヶ所を回ってみると祭礼に向けての準備が進められていました。
写真：午後１時少し前 押切の行徳街道で御祭禮の提灯
なお、街頭の自治会掲示板に掲載された情報による祭礼の予定は以下の通りです（日時順）。
- 関ヶ島 胡録神社
- 宵宮 10月12日（土）16:00〜19:00
- 本祭 10月13日（日）9:00〜 祭事、拝殿開放、10:00〜 獅子巡行、15:00終了
（今回は神輿渡御はなし）
- 下妙典（妙典三丁目） 春日神社
- 宵宮 10月12日（土）16:00〜20:00
- 本祭 10月13日（日）13:00〜18:30 獅子渡御
- 押切 稲荷神社
- 宵宮 10月19日（土）16:00〜18:00 育成会・長寿会主催イベント、18:00〜 神輿実演講習会、お祭りの際の衣装について等
- 本祭 10月20日（日）10:00〜 神輿渡御
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