自転車のことインデックスへ｜屋根裏部屋インデックスへ 折りたたみ自転車で行ったところ(36) 佐原から潮来、鹿島、波崎、銚子 2003年3月9日 自宅→行徳駅−[東西線]→西船橋−[総武線・成田線]→佐原駅→水郷大橋→与田浦・水生植物園前→潮来大橋→潮来市街→神宮橋→鹿島神宮→神栖町鰐川→常陸利根川サイクリングロード→神栖町息栖→飯沼街道（県道260号）→波崎町太田→鹿島灘沿い道路（波崎町須田→矢田部→波崎）→銚子大橋→銚子市街利根川沿い→利根川河口付近→銚子ポートタワー付近→銚子市街→銚子駅−[総武線]→西船橋−[東西線]→行徳駅→自宅 （青文字：走行、赤文字：輪行） 走行距離：約79km
前に佐原へ来たときに、今度は水郷地帯のほうへ行ってみたいと思ったので、今回はそれを実行。 西船橋から総武線・成田線と電車を乗り継いで、９時ちょっと前に佐原着。自転車を拡げて利根川のほうへ向かいます。
	水郷地帯の水田 水郷大橋で利根川を渡ります。佐原市と隣の小見川町は利根川の北側に大きく張り出しています。そして、佐原の利根川北側の部分には写真のような広々とした水田地帯が広がります。
	潮来 潮来大橋で常陸利根川（霞ヶ浦から流れ出す川）を渡ると茨城県に入り潮来。 潮来というと観光地のイメージがあったし、実際、川沿いにはホテルも並んでいましが、オフシーズンのためか、それとも国内観光地全体の不振のためか、日曜日というのに賑わいはなく、どことなくけだるい雰囲気でした。
	鹿島神宮 潮来を抜け、鰐川（北浦から流れ出す川）を渡ると鹿島。 鹿島神宮の参道入口に付くと、こちらはずいぶんとにぎやかでした（上の写真）。自転車を押して参道を歩き、山門近くの駐車場の隅に止め、お参りします。 そのあとふたたび、街へ戻ると賑わいの理由が分かりました。この日、３月９日がちょうど鹿島神宮の春の祭り「祭頭祭」の日だったのです。 時間の関係で祭り本番まで見ることは出来ませんでしたが、その準備にあわただしい光景を１，２枚写してきました。その一つが下の写真。 ネットで調べてみると、なんでも奈良時代の唐服風の色彩鮮やかな衣装に身を包んだ子供から若者までが隊列を組んで練り歩くということです。
	常陸利根川サイクリングロード 鹿島から南下して神栖町の鰐川橋付近から常陸利根川サイクリングロードに入ります。 といってもまだ、そのあたりは北浦からの鰐川が外浪逆浦という湖に入るところ。この外浪逆浦で常陸利根川と合流して、川は利根川との合流点へ向かいます。 車の来ないサイクリングロードはやはり快適。
	生垣集落 神栖町の息栖というところからサイクリングロードを離れ、昔からの集落を縫っていく飯沼街道という県道へ。道路地図でこの街道沿いに「生垣集落」とあるのが気にかかっていたので、どんなものかと街道を走ってみました。 県道沿いにも写真のように生垣のある家はありましたが、むしろ県道からちょっと離れた集落のほうに生垣が連なる風景を見ることができました。
	波崎砂丘と鹿島灘 波崎町へ入り、鹿島灘側へ抜けます。 鹿島灘に沿って走る道は、海を見ながら走れることを期待していましたが、残念ながら海岸線からちょっと離れて防砂林の中を走る道路。 でも海は見ておきたいと思い、海岸へ出られるところへ入っていくと、小高い砂丘（波崎砂丘）があり、自転車を降りてそこへ上ってようやく鹿島灘とご対面となりました。このあたりは海からの風がきついようで、それで防砂林が延々と続いているようです。
	そしてこれが鹿島灘に沿った道路。ときどきゆるくカーブもしますが、ほぼ直線的に利根川の河口近くの波崎の町まで続きます。 途中にはシーサイドパークという施設もあって、そこだけは海が望めるように展望台が作られています。写真の左側、木の上に見える巨大な風車の羽根は、その展望台のところにあったので、おそらく公園のサービス電源のために風力で自家発電を行なっていると思われます。
	銚子 波崎から銚子大橋で利根川を渡って銚子に入り、今度は利根川の河口方向へ走ります。 その途中、漁港の向かいに魚屋や魚料理の店が並ぶ一角。このあたりは新鮮な魚を求めに来た観光客らしき人たちでにぎわっていました。
	利根川河口 利根川の河口に一番近づいたあたりで、川沿いに公園があったのでそこで休憩。 川に波除堤が作られていてそのこちら側が漁港になっています。そして、堤の向こう側には外洋の荒波が打ち寄せてきていました。
海沿いに銚子ポートタワーの付近をぐるっと回り丘へ上って市街地を走り、銚子駅へ着いたのが午後３時半頃。 次に出る列車は八日市場回りの千葉行き（つまり成田は通らない）だったので、西船橋までの切符を買って千葉経由で帰りました。 波崎の鹿島灘は風が強いし、潮流が強くて海水浴などの海のレジャーにも適さないということで、あまり観光には向かないのかも知れません。しかし、今回のような、風は多少強かったとは言え、強い季節風というほどでもない天気でも太平洋の波の豪快さは感じました。そういうのはどこか心を揺さぶるようなところがあります。
(Newly added:2003年3月21日) 自転車のことインデックスへ｜屋根裏部屋インデックスへ