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南行徳 居酒屋オンドリの特レバ
居酒屋オンドリは自分が1989年に南行徳に引っ越してきて以来、22年あまり通った店でした。不景気の中、長い付き合いの店を応援しようと、マスターオリジナルメニューの特レバを調理しているところを撮影させてもらい、YouTubeで公開しました。ところが、それからひと月も経たない2011年7月6日に閉店してしまいました。
ですが、この動画は店やその店の料理の思い出として残しておくことにしました。
2011年6月19日撮影
(居酒屋オンドリのマスターの許可を得て、撮影・公開しました。)
特レバが居酒屋オンドリのメニューに登場したのは、1990年代の中頃だったと思います。最初は「特製レバ」という名前でその日のおすすめメニューとして登場しましたが、しばらくして「特レバ」という名前となってレギュラーメニュー入りしました。それ以後、閉店まで、オンドリのオリジナルメニューとしてずっと続きました。
1999年の暮れ、ケーブルテレビのテレビ市川が放映していた市川市内のお店情報番組「街角ウォッチング」の年間総集編を見ていたら、オンドリが登場していました。総集編なのでひとつの店が登場するのはごく短い時間で、マスターの顔は映らず、店の入口と店内がちょっと、あとは料理が2,3品映っただけですが、そこでも特レバはオリジナルメニューと紹介されていました。つまり、1999年には確かにオンドリのメニューとして存在していました。
自分の家でテレビ市川を見ることができるようになったのが1999年の9月頃で、オンドリを取り上げた回が放映されたのはそれよりも2,3ヶ月前だったらしく、残念ながら"正編"のほうは見ることができませんでした。
レバ（オンドリの特レバは牛レバですが）は、独特の臭みがあり、子供の舌にはきつすぎますが、栄養があるからと親が無理に食べさせようとするために、すっかり嫌いになったという人は多いでしょう。自分も子供の頃は嫌いでした。大人になるとレバニラ炒めも食べるようになるし、レバ刺しを「これは珍味だ！」と食べるようになる人も多いですが（自分もそうですが）、ずっと嫌いなままという人も多い食材です。
レバのきつい味を押さえるために、じっくり煮込むだとかいろいろな調理方法があるでしょうけど、オンドリのマスターがやったのはピリ辛ソースで炒めるというやり方でした。でも、ピリ辛だけでなくちょっと甘辛な味も一緒に付けていました。定食屋ではなく、居酒屋のメニューですから、こういう味つけをした肉料理は、やはりビールが一番合いました。
また、仕上げるときに鍋上にバッと炎を上げるのを、特にカウンターに座って目の前でやってもらうと、食欲が湧きました。
レバ（牛レバ）をピリ辛味で調理するというのを思いつく人は、決してオンドリのマスターだけではなく、他にもいることでしょう。実際、地元の他の店で似たようなメニューを出していたところがありました。2000年から2007年までの間、市川浦安バイパスの欠真間に存在した「じゃん・とん」というラーメン屋には、一品メニューとして牛レバをピリ辛味で炒めた「じゃんれば」というのがありました。また、じゃんればをご飯に載せた「じゃんれば丼」もやっていました。味は、オンドリの特レバと比べて、甘辛なところがない、辛さのほうを強くしたものでした。
今までのところ、牛レバをピリ辛で炒めた料理を見たことがあるのは、この2店だけです。2011/6/26 Newly added2011/7/9 Last updated
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